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天災は神々の怒りの声だった
新年早々暗くて厳しい一文で恐縮だが、逆に縄文塾10年目という節目の年頭だから、どうしても述べておきたいことである。もともと縄文塾の主旨は、バブルのどん底にいた当時の実情を非常時だとし、「縄文の出番」だと言い続けてきた。ところが物質文明にどっぷりと浸かってきた日本人はまったくそのことに気付かず、日本を支え続けてきた「森に発する縄文の匠の技」を、依然として3Kとスポイルし続けたために、10年もの間不況に呻吟する羽目になったのである。問題はいまやっと回復しかけた原因こそ、やはりモノ造りだとは認めたものの、いまこの国を覆っているのは、かつてないモラルハザードのオンパレードである。
昨年は異常気象による史上空前の台風襲来に中越大地震が加わり、日本列島全体に、かつてないほどの甚大が被害をもたらされた。不幸中の幸いは、浅間山の噴火が軽微に済んだことくらいである。それにしてもこのように短時間における天災は多発はただごとではない。多くの人には失笑や嘲笑を買うかもしれないが、塾長はこれを「日本を守護する荒ぶる神々の怒りの発顕」だと見たい。なぜなら日本は、昨今それに値する 多くの不祥事・不正事、それに国体保 持の軽視から来る失政など、数限りなく惹き起こしてきたからである。
曰く、(内には)選挙がらみの不正から、BSEに絡む不正、産地や日付偽装の続発、大企業経営者や官僚の不正・モラルハザード、国民の血税の杜撰な管理や支出とそれに付け込む族議員の跳梁、金融界やNHKにおける不正とその隠蔽体質、教育の崩壊と破廉恥教師の続出、家庭の崩壊と子殺し・親殺し、凶悪な誘拐殺人事件の続出など、(外には)長年放置してきた北朝鮮の拉致問題の曲折、それに中国の無法な横車的領海侵犯や海底資源開発計画、極端な反日教育と靖国神社に対する内政干渉などに対する確固たる姿勢や対策の欠如などなど、枚挙にいとまがない。その根本原因は、世界に燦たる日本文化であった「恥の精神」の脱落であろう。これでは神々をお怒りなって当然ではないか。
日本は世界の過半数を占めるという活性火山帯である。しかも北アメリカ・太平洋・フィリッピン・ユーラシアプレートという4つのプレートが集中する世界一脆弱な地殻の上に乗っかっている。それに有数の台風発生地だから、昔から天災には事欠かなかった。私流に言えば、台風は風の神、地震は地の神、火山は火の神のエネルギー発顕である。(誤解を恐れずに言えば)そうした天与のエネルギーが、日本の活力そして復活を招いてきたのだ。
ポンペイの遺跡でわかるように、自然災害はその地の民を滅ぼすのだが、日本はそれをバネに級に倍して甦ってきた。おそらく今後南海・東海それに関東大地震が、富士山そして浅間山の大噴火が控えている。それらが今後日本を疲弊に、破滅に陥れるのか、それとも甦りあるいは発展に結びつくのか、それはひとえに「日本恥の文化」の復活に掛かっている。