さてポスト小泉の行方や如何?

 さてポスト小泉の行方や如何? 国会では「教育基本法」や「国民投票法」など、重要審議の真っ最中にも拘わらず。昨今急に政界があわただしくなってきた。自民党では「麻垣康三」に加えて河野太郎が総裁選に出馬を決めたことで、急遽「麻垣康三郎」に改名の騒ぎが持ち上がれば、民主党では「壊し屋」小沢一郎が急に「纏め屋」に変身して、バラバラだった党の体質がようやく1つになる気配を見せている。

 さてそんなに急に人格が変われるものか、口さがない政界雀は、体のいい乗っ取りだと決めつけている。衆議院の補選で一敗地に塗れた小泉さんにとって、ようやく気を引き締めて相手にしないと足下を掬われかねない強敵の出現である。しかも自分は引退、相手は政権奪還に邁進となると心中複雑である。

 それでもなお普通の人なら、とうの昔にレイムダック(死に体)になっているはずだが、依然として40%を超える支持率はさすがという他はない。ただ最近の次期首相の人気投票で、安倍さんの支持率が伸び悩み、相対的に福田さんの人気が上がっていることが大いに気に掛かる。

 ようやく(保守系)2大政党体制が近付いた日本だが、自民・民主両党間に、欧米のような、「保守(コンサヴァテイヴ)」と「リベラル」という明確な対立軸が存在しないところから、合従連衡簡単に離合集散出来、政界再編成がいとも容易い。自民党では、党内基盤の脆弱な小泉さんの「ぶっ壊し戦略」で、かつての派閥システムが崩壊したのだが、依然として「反小泉」「抵抗勢力」が、巻き返しを策して、ポスト小泉包囲網を敷こうとしているし、一方の民主党では、社民左派が相乗りの上、実力は別として口八丁・手八丁の理論派?が目白押しである。

 9月の自民党総裁選は、チャイナの思惑通り「靖国問題」を政治的論点とされそうな機運である。我々は切歯扼腕組だが、経団連などはまんまとチャイナの術中にはまり込んでいるのだが、靖国問題で日本が譲歩したとして、あの国が「はいご苦労さん」とばかり、海底油田の開発中止や、国連の常任理事国に日本を推薦するはずがないのだが、一体媚中派はなにを期待しているのだろうか。

 たしか宮崎正弘氏のメルマガだったか、「チャイナは国内の騒動から目を逸らさすために、言わずもがなの靖国問題を言挙げしているのに、バカ正直な日本人が、まともに靖国問題を解決したら、困ってしまうだけだ」というコメントは、鋭く的を射ているのではないか。とすると、チャイナより次の難題が待ち受けていると覚悟しなければならないだろう。

 さて、自民党にも内心反小泉に凝り固まった抵抗派が多数、一方の民主党にも、政策は勿論、心情的にも手法的にも反小沢が多数という、いずれも大きなねじれ現象を抱えているのが偽らない姿である。例えば小泉さんは、「教育基本法」にしても、公明党におもねて「心を態度に置き換えさせられた」自民党案より、民主党案をかっているフシがある。とすると、どうなるか自民党総裁選、それから参議院選の後、結果次第ではガラガラポンで政界再編成、一気に捻れ現象解消という大博打があってもいいのではないか。


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