拝啓 NHK殿(1)

 拝啓時下ますます混迷の度を深くしている候、NHK殿には幾多山積する課題に鋭意お取り組みのことと存じますが、特に視聴率不払いの問題には、さぞ頭が痛いことと拝察申し上げます。

 さて私儀、かねがねNHK殿にお訊ねしたき儀が二、三ございまして、この度いくつか項目に分けて質問と要望をお願いしたす所存でございます。何分のご配慮を持ちまして、よろしく善処賜りますようお願い申し上げます。


1.チャイナ関連の報道
    
   公平な報道について 

 早速ですが、先般某メルマガに、埼玉県T生さんによる

 10月12日のNHK-TV番組で中国の鉄道旅行の番組を放映していました。途中下車駅での訪問先は、皆が豊かで親切、町も清潔で、都市農村格差、環境問題などどこの国の出来事かといった風に見えました。NHKは中国政府の宣伝の片棒を担がされているのでしょうか。

 というコメントがあり、また産経紙のコラム「断」(10/17)で、潮匡史氏の“前略「NHKスペシャル」殿”と、お二人に先を越されてしまいました。潮氏は、7日放送の「激流中国 チベット聖地に富を求めて」において、(要約)

 佛教の聖地として千年以上独自の文化圏を築いてきたチベットが、なぜ未曾有の観光に湧く観光ブームに沸く地に変貌したのか。

という問いを投げかけた後、御社に対して、

 1950年に中国政府が軍を進め、寺院など多くの文化財が破壊され、激しい抵抗運動が起きたが、1959年政治と宗教の最高指導者ダライ・ラマ14世はインドへ亡命した。

という50分の放送中わずか30秒足らずのナレーションについて、「失われてのは文化財だけなのか?」という疑問を投げかけ、。

 中国による侵略および占拠の直接の結果として120万人のチベット人が死亡し(チベット亡命政府)、国連総会も非難決議を繰り返し、国際法律家委員会が「虐殺」だと断定しています。それを「中国政府が軍を進めます」と語る神経がわかりません。貴殿らの感覚では、日本軍の行為だけが「侵略」「虐殺」なのでしょうか。「観光ブームに沸く」裏で、亡命を試みる尼僧や少年僧らを、中国国境警備隊が射殺しています。なぜこうした側面には触れないのですか。

   (中略)
 貴殿らが「健全な民主主義の発達に資するよう」「政治的に公平で」「多くの角度から論点を明らかにする」(放送法)ことを願ってやみません。


と結んでいます。私も同じ観点からの質問を考えていましたところですが、某反中国系情報紙による、「NHKスペシャル「激流中国」シリーズで、初めてチャイナの闇の部分にスポットを当てたことを高く評価する」という記事を見つけましたので、まずは矛先を収めることにしました。

 某紙は、「胡錦涛と北京当局は怒り狂って、チャイナ本土での放送禁止に踏み切ったばかりか、それを取り上げたネット検索エンジンはすべてシャットアウトされてしまった」とと伝えています。また同紙は、結局2ヶ月の中断を経た後の報道でも、チャイナの恥部に勇敢に触れていることを好意を持って伝えています。

 このNHKスペシャル『激流中国』11月篇は、何カ所か党の地方書記の奮闘の様子を取り上げており、もっと踏み込んで、──たとえば「エイズ村」のように──暗くて深い課題を抱えたところも取り上げて欲しかったのですが、まずは(そこそこ)NHKの良識を示したものと評価すると共に、今後も恐れることなく、公平な報道に徹していただけることを期待いたします。また同中国篇を一括して、ぜひ見やすい時間帯に再々放送していただきたくお願い申し上げます。 

  
   中国の危険な食品の報道について

 さてもう一つ、わたしのメルマガ「縄文塾通信」に、沖縄在住のTさんから、以下NHKの取り組み不在と、それに対しての問い合わせに対する、紋切り型の誠意のない対応に大きな疑問を持つという意見が寄せられました。公共放送機関という立場を認識され、誠意のある対応をお願いいたします。対応次第でファンにもなり、あるいは視聴料不払いに発展することも気を配られることを期待します。
 
 以T氏からの下全文を掲載いたします。


    「NHKの中国食品報道について」

 今年の6月くらいから諸外国で中国製造・生産の加工品、食品、医薬品から、有毒物質が検出され、重篤な健康被害や死者が続出しました。外国の報道を受けて、日本のマスコミも中国輸入の製品の安全性への疑問を報道していました。以前から中国食品の危険性については単発での報道はありましたが、今年のように続いたのは初めてです。

 さてインターネットをやっている人なら既に中国産の製品の殆どが危険性を持っていることは、数年前より周知の事実で、少なくとも私は5年以上前から知っておりました。数年前からいろいろなサイトで中国産の食品、環境汚染について、あふれるごとく情報が飛び交っていました。また週刊誌や月刊誌にもしばしば、そのことは掲載、特集されていました。

 問題はTVのニュース報道です。とくに公共放送を自認?するNHKに、私は昨年と今年に3回ほど「中国食品や野菜の危険性を特集する報道番組を制作希望」とメールしましたが、「視聴者の皆様のご意見は今後の番組制作の参考にさせていただきます。」という紋切り型の返答メールが3回とも返ってきただけでした。

 「自称」公共放送のNHKは国民の生命・財産を守ることに資する情報を報道すべきはずなのに、中国の不都合や悪い部分は、できるだけ無視するか軽く扱う傾向があります。

 NHKは日本人の生命・健康よりも中国さまの利益を優先するフザケタ公共?放送です。反面国内の業者が違反すると、全マスコミがこぞって業者を糾弾します。もちろん不正業者は糾弾されても仕方ないと思いますが、賞味期限の問題よりも「毒入り食品」のほうがヤバイだろ、というのが正直な感想です。

 これは多かれ少なかれ民放にも同じ傾向はありますが、NHKは少なくとも国民から受信料といういわば「擬似税金」を取っておきながら、「シナ事大主義」はないだろう、と思います。まるでNHKは朝鮮王国のごとしであります。

 北京政府は食の安全に全力を尽くして取り組むと一応は言っていますが、役人、共産党員が業者とガッチリ金で結ばれた賄賂が伝統文化の、何でもありの国でそうすぐに改善などあろうはずがありません。

 来年の北京五輪でも各国オリンピック委員会は中国の環境汚染の酷さを懸念し、選手団派遣に関してその対処に苦慮していることも、ネットでは目にしますがNHKはたまに「外国の報道がこう伝えた」という卑怯な方法でしか伝えません。

 一説によると1964年の日中記者交換協定に「中国の不利になる報道をしない」という取り決めがあるらしく、文化大革命のときに事実報道をした各報道機関はすべて国外追放され、嘘八百を垂れ流し続けた朝日新聞のみが、北京駐在を許されたという経緯がありました。もしかしたらこれが今も機能しているのかもしれません。こんな公共放送なら必要ありません。少なくとも私はNHKがなくてもなんら困りません。

 私たち国民はNHKは公正公平な報道がキチンとできるまで、受信料拒否をして抗議の意をあらわすしかないかも知れません。

 これはまさに大きな問題としてぜひ取り上げていただきたいことで、『激流中国』シリーズの目玉として、『北京オリンピックの光と陰』という、最大の関心事と併せ、ぜひ取り上げていただきますよう、お願い申し上げます。


   (次回に続く)


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