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今年は明るく明るく
明けましておめでとうございます。毎年同じように言い古されていささか食傷気味の「激動の1年」、特にいまわしい「偽」の1字で締めくくられた昨年にさっぱりと別れを告げて、十二支の頭にかえっての「子の年」くらい、悪いニュースはマスコミにお任せして、出来れば明るいニュース、いい面を素直に認める「楽天的視点の年」にしたいと思っています。さてどこまで続くことやら…。
さて今年の干支(えと)は「戊子(つちのえね)」、戊(ぼ)は十干の5番目(甲・乙・丙・丁・戊…)、通信簿で5点採点ならば1点、戦前の甲乙式でも最低の点数でした。「戊(ついちのえ)」は、陰陽五行説で「土=ど=つち」の「陽」に当たります。ちなみに、干支(十干の「干」と十二支の「支」)と書いて「えと」と読ましていますが、元々は「え=兄=陽」「と=弟=陰」「え&と」から来ています。それを五行である「木(もく=き)・火(か)・土(ど=つち)・金(こん=こ)・水(すい=みず)」に振り分けたのが十干、まずスタートの「木」と結びつくと「きのえ(甲)・きのと(乙)」、順序として、「きのえ+ねずみ=甲子=きのえね」が暦のスタートで、十干=10と十二支=12の最小公倍数60、最後「みずのと(癸)+い(亥)」で一周するのが、いわゆる還暦であります。
今年の「戊子(つちのえね)」ですが、「戊」の字は「茂る」意。草木が大地に繁盛している様を示し、一方の「子」は十二支のスタートです。陰陽五行説では「水」性の「陽」に当たる「子」の字は、「ふえる」意味で、種子の中に新しい生命が芽生える様子を表しているそうです。
そこでこのいずれも増えて栄えるという意味を持った「戊子」の年ぐらい、また何時の間にか「喜寿」を迎えた(本来楽天主義者の)中村としたら、うまくいくかどうかは別として、精一杯陽光フィルター着用で行きたいと思っています。
閑話休題。さて昨年12月9日に、日・中・韓比較文化学者金文学氏とトー&トークをしたと伝えましたが、当然のように「今の若者は〜」という話題になりました。氏の勤務する大学でも教室での「勉強しない・だらしない服装・授業中に化粧をする」という風潮が提示されました。
たしかにこのことは、あちこちで指摘されていますし、「このままでいいのか」という危機感は否定できません。
それはそれとして、エジプトの象形文字にも「今の若いモンは〜」という文句が刻まれているくらいですし、「そうだ。そうだ。」では面白くもおかしくもないので、あえて違う視点から反撃?してみました。
曰く、昔はほんの一握りの秀才・俊才だけが大学に進んだのに、今は少子化と大学の乱造で、ほとんど誰でも進学できるのだから、できが悪くて当然ではないか」というものです。もちろんこれは一種の短絡的な屁理屈だという事も出来ますが、考えようではこの国、職人さん・大工さん・左官さんなど、大学など不要な職種のヒトへの対策は、一体どうなっているのかという面で、国の教育姿勢を考え直す必要を感じます。
出来のよい子が高校までの進学勉強で、大学に入ったら「燃え尽き症候群=バーンアウト・シンドローム」というのなら話がわかりますが、キリの方の成績の子が燃え尽きてはたまりません。できの悪い子を持った親の期待度に問題ありとも。言えそうです。この問題は長くなるので、追い追いに取り上げて参りましょう。
時間の関係もあって、その時点では触れることが出来なかった事柄ですが、大学生にしろ高校生にしろ、教室や電車の中で化粧したりする、そんなだらしがない女の子たちは「卒業した後どうなっているのか」という疑問です。一部は一層堕落する子もいるとして、ほとんどはなんとか企業に入って、まともに仕事をこなしているのではないでしょうか。
その後いろんなところで若い子の挙動や言動に注意するようにしていますが、私が経験した範囲では、そこそこ笑顔も丁寧な言葉も出ています。はたして当たっているかどうかそうした現実に目をやると、
1.学校という恵まれた時空間で羽を伸ばして、しかも一種の一過性熱 病に罹患した状態であって、大半いずれ回復するものである。
2.我々の現役の時もそうだったが、実際には(学校や家庭に代わって 企業がしつけや教育の役割を担っている。
3.結局多くの子供たちにとって、大学・短大などは、不要な学問を押 しつける場でしかない。
こう考えてくると、いま盛んに論議されている「教育改革」で、すっぽり抜け落ちている部分があるのではありませんか。今年はじっくりと多くの方と時間を掛けて論議したいものです。
現実起きている大学生問題のごく簡単な対処法として、
1.教育の目的を、進学重視から自己の社会適応を重視したものに置 き換える。
2.企業グループの支援を得て、「企業就職および就業に必要な心掛け・マナーなどを必須科目とする。ただし専門職コースは除く。
2.内申書に教室でのマナー(化粧・携帯・私話など)を記載する。
3.卒業を厳しくする。
4.工業・商業・伝統工芸などの専門校を充実する。
などを提起したい。もちろんエリート校は厳選し選抜していくことにしたい。これは以前から述べてきたことですが、進学塾は授業に着いていけない学生対象へと目的転換すればいいではありませんか。
ご異論・反論をお待ちしております。