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総理の品格
前回の「マスコミの品格」につづき、「総理の品格」でお目を汚します。
早速マスコミの総理叩きが始まった
さて自民党の新総裁に圧倒的な投票差で麻生さんに決ったが、前号で触れたように、特に安倍さんを叩きまくったマスコミだが、早速新総理叩きが始まったようだ。
もっとも党首選抜きで露出度ゼロの民主党援護の意味もあってか、ニーマン・ブラザースの倒産から毒米・社保庁問題で揺れているときに、浮かれて全国遊説でもあるまいと、早速総裁選叩きも忘れていない。もしなにもしなかったりすれば、今度は「密室で決めた!」と騒ぐのがオチだろう。
まず麻生さんのお家芸?の失言としてやり玉に挙げたのが、岡崎の豪雨問題である。あの麻生さんの「岡崎市だったからよかったが名古屋だったら大変だった」という発言の言葉尻をとらえた問題である。
以下、クラウン孝子さんのメルマガ(9/23)の中で、その真相を取上げている。
(以下引用)
H氏より
<総裁選最中から麻生叩きは既に始まっていました。【前後の文脈をぶった切って言葉尻を捕らえてつるし上げる」攻撃】は安倍さんの時と同じ(それ以上かも)ことになると思われます。
麻生氏「豪雨、岡崎だからいい」 不適切発言と市が抗議
http://www.excite.co.jp/News/society/20080916/Kyodo_OT_CO2008091601000376.html
実は、これは都市の防災機能の弱さについての話で
・・・まとめると・・・
「8月の豪雨は都市の治水防災の基準をはるかに超えていた。安城や岡崎の治水能力だったから、あの程度の被害で済んだけど、名古屋の治水能力では同じことが起きたら、この辺は全部洪水になってしまう。
最近の気象変化に国の基準が対応出来ていない。だが、被害が出てからでは遅いので、防災も気象変化に合わせてしっかりやらなければならない」
と言う主旨の演説でした。
この話は、
【下水道に於ける分流式と合流式の知識】を理解していることを前提に話されているのです。
・安城と岡崎は汚水と雨水を別々の管にしている(分流式)
・名古屋、それも名駅を含む堀川流域は汚水と雨水を1本の管で通している(合流式)
「8月の豪雨は都市の治水防災の基準をはるかに超えていた。安城や岡崎の治水能力だったから、あの程度の被害で済んだけど、名古屋の治水能力では同じことが起きたら、この辺は全部洪水になってしまう。
(引用終わり)
多少舌足らずであったとしても、真実を正しく報道するするのがマスコミの仕事としたら、むしろ補完して説明してもなんら不思議ではない。
やはりこのあたりが日本のマスコミの品格なのだろう。
スーツ一着30万円で何が悪い!
9月23日の「夕刊キャッチアップ」というテレビ番組で、麻生さんの高級スーツを話題にしていた。彼らお定まりの論調は、だから「上流家庭育ちでは庶民の生活などわからないのだ」というところに落とし込むのだ。
米島勉さんが指摘するように、瞬時のスピードで情報をキャッチ出来ることが売り物のテレビで、何で時間遅れの新聞記事を取上げるのか不思議だが、どこかの夕刊に出ていた記事を元にしたへんてこな番組である。
スーツが30万円で何が悪い! いやしくも世界で第2位の経済大国の総理たるもの、まさか「ぶら下がり」というわけにもいかないだろう。当然それにふさわしい品格と教養を具備していなければならないのだ。
日本にとってようやくふさわしい品格を持った総理が現れたとと拍手すべきだが、なぜか日本のマスコミも国民もそうした視点を欠いている。
国際的に見れば、総理たるものその国の実力に応じた存在感を示す必要がある。それをホテルの宿泊費が高いとか安いとか、バカげた論旨を開帳に及ぶのだから呆れてものが言えない。
世襲議員はなぜ「悪」なのか?
金美齢さんの意見だが、「政治家で2世が決して悪いとは思わない」これは私も同意見で、これは血統的に見ればすぐにわかることだ。
歌舞伎や能・狂言、茶の湯・華道の世界ではむしろ世襲制で成り立っているし、医師にしても医師の家庭同士、あるいは看護師との結婚という、血液的に才能の継承に有利に働く事を考えても、政治家同士の閨閥からエリートが続出したとしても何ら不思議ではない。
よく取上げられる問題は、エリートにありがちなひ弱さだが、それは教育次第でいかようにでもなる。ご存じ政治家は一歩外に出れば多くの敵がおり、たくさんの修羅場をくぐって生きている。そうした事を経験させながら育て上げることが肝要で、出来ればしかるべき海外の大学への留学が望ましい。出来れば「政治学」を教えるエリート講座を設けるべきである。
政治家の厳しい生活をじっくりと見て育ち、いいとことは伸ばし悪いところは反面教師にして行けば、いい政治家になれる可能性は高いといえるだろう。
さて小泉さんのサプライズの締めくくりは「引退宣言」である。加えて後継者として次男進次郎クンを指名したのだが、「マスコミや野党は「結局は凡人だった」とか、学歴に疑いあり?とか姦しい。問題は、誰も小泉ジュニアの資質を知らないことだ。
「燕雀(えんじゃく)いずくんぞ
鴻鵠(こうこく)の志を知らんや」
彼進次郎クンが素晴らしい素質を秘めているかも知れないではないか。ここは一つマスコミも国民も、実際に「自民党をぶっ壊した」小泉さんの選んだ後継者を、温かく見守り大きく育てる度量が欲しいものだ。
2世・3世議員が生まれるのは、先代の培った地盤・看板が大きいが、それだけではない。第一マスコミは、あれだけ政治家のことを叩きに叩いて叩いて、しかも議員宿舎が豪華だの、歳費が多すぎるなどみみっちいことを言ってばかりで、しっかりした政治家を育て上げる意志も理想もない。
選挙にカネは掛るは、落選すればただの人だは、マスコミには叩かれるはでは、誰が本気で議員になろうというのか。世襲を云々する前に、まずマスコミも、それに阿(おも)るコメンテーターどもも、まずその当たりから考え直すべきだろう。
とは言え、血筋にも例外はある。いくら血筋が良くても駑馬(どば)は生まれる。言っては悪いが福田総理がそれだ。パパ・フクダはそのことがよくわかっていて、長男ながらサラリーマンにしたのだが、どこをどう間違ってか政治家になり、こともあろうに総理にまでなってしまったのが悲劇の始まりである。やはり「あなたとは違っていた」のである。
総理の品格
これも金美齢さんの受け売りだが、話し下手の日本人は、正餐の席でゲスト(あるいはホスト)と対等に渡り合える人がいかに少ないかという現実である。そうした経験やチャンスが少ない事もあって、もしスピーチでも求められたらパニックになって仕舞うことだろう。これでは国際社会で通用しない。
そうした視点を全く持たないマスコミが期待するのは、一体どんな総理像なのだろうか。
たとえばG8のトップが会食するとき、その雰囲気に合わせて、日本文化や音楽・絵画の豊富な知識、ウイットに富んだ話術、特に相手国への深い知識、特に日本文化に対する造詣などなどが要求される。堂々とした態度で発言するならば、下手な英語を使うよりは、いい通訳を介して日本語でもいい。
むかし降って湧いたように総理の座が転がり込んだ村山さんだが、海外要人との会食を逃げてしまって失笑を買った事がある。もし会食していたらどんな会話をしたか気になるところである。
さて、では過去の総理から今後総理を目指す人の中で、そうした基準に耐える人はいたのか、あるいはいるのか。吉田さんや岸さんまでは遡らないとすると、せいぜい中曽根さんくらいか。近くでは小泉さんと安倍さんだろう。
英語も達者で血筋の良い麻生さんは合格として、まあなんとか文人の血を引く与謝野さんあたりがなんとか及第かな、というところである。マダム・スシではちょっと役不足かな。
さて今後ひょっとすると総理の座が転がり込むかも知れない民主党の小沢さんはどうか。国会での討論にも欠席するくらいの話し下手だからその面では失格か。
これは言ってはいけない事かも知れないが、日本の政治家に、どうも人相のあまり芳しくない御仁、はっきり言えば「悪人相」の人が少なからずいる。映画やテレビドラマの悪人役が実際には悪人ではないのだから、顔で差別してはいけないのだが、得か損かとなると正直損である。
やはりなんといってもルックスも大きな採点要素となる。やはり日本の顔は「品格」のある方がいい。といって血筋やルックス、それにパフォーマンスだけでも困る。たとえば細川さんのように「俺や〜めた!」では周りが迷惑するだけである。

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