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日本型食生活−4
さて、前回人の歯の形状と数から
穀類=4 野菜(葉菜)=2 肉類=1という比率が人にとって理想的と言いました。こういっても信じないか方が多くて、たいてい一笑にに付されます。
でも最近欧米では、日本型食餌が理想的であるとして穀類を多めに、それに魚介類(シーフード)を、という動きが活発で、まだ欧米型肉食への傾倒が続くいまの日本と寿命が逆転するおそれもあります。今日本にはいわゆる「成人病」そしてその「若年成人病予備軍」が目白押しということ、また明治大正の人たちの長寿を見れば、いかに日本型の食餌法がすばらしいかおわかりでしょう。
縄文時代の人の歯は、親不知ずが完全に生えていたと言いましたが、それは 今よりうんと堅いものを食べていた証拠ですが、ではいったいどんなものをたべていたのでしょうか。
主食として前述ドングリ、これはブナ・ナラ・カシ・シイなどの実で、アクのないものもアクが強くてそのままでは食べられないもののアク抜き技術が発見されておおいに食の幅が拡がりました。それにクリ・クルミ・トチなどが主食でした。特に三内丸山ではクリが多く食べられていましたが、クリのDNA調査で、当時すでに栽培していたふしがあったといわれます。葉菜は多分いまの山菜を考えて頂けばよいでしょう。それにイモ類や山ゴボウなどのような根菜類が加わります。
さて肉類ですが、山と深い森のおおい日本では、獣の猟は難しく、しかも数が少なかったようで、主体は川や海の魚介類でした。今の日本人は世界で最高の魚食民族ですが、それは縄文時代からの伝統ということが出来ます。こうした食餌にはやはり「鍋物」が最適だと思いませんか。当時ドングリにシカやイノシシの肉や油を練りこんだクッキー状、ハンバーグ状の炭化した遺物が発見されていますが、こうした団子入りの鍋物は、貝を海水で煮込んだダシ汁で味つけされ、家族団らん水入らずで、舌鼓を打ったことでしょう。