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縄文アニミズム−1 <縄文の祭り ハレとケ>
青森県の三内丸山遺跡では、整然と並んだ墓地がメインストリ−ト(?)の両側に配置され、しかも成人と子供の墓地ははっきりと区分されています。そこにはすでに宗教といえるものの存在がうかがえます。
例えば古事記・日本書紀(記紀)に登場する神々=八百万(やよよろず)の神々は、すべて人の形をとった人格神ですが、縄文時代の神とは森羅万象でありまた祖霊でした。
神というより精霊と呼ばれるもので、良いことにも悪いことにも現れて、縄文人を畏怖させてきました。いわゆるアニミズム(原始宗教)と呼ばれるものです。
森に育まれた縄文人は、植物の芽生えや枯死に「生と死」をそして再生を信じてきました。特に脱皮するヘビはそうした再生のシンボルとして、またその形状から男性のシンボルとして敬われ恐れられそしてあやかりたいと願ってきた主神でした。
女系家族だったといわれる縄文時代の最大の神こそ、あらゆるものを育てる「地母神」です。ストーンサークルは、地母神とヘビ(男根)をかたどった石棒という、一種の交接の姿とも言われています。
縄文人は、結婚そして死亡、ドングリの収穫、大きな獲物の狩猟、交易からの無事の帰還、そのた天変地異など、時に応じて祭りを行ったことでしょう。また祭りという「非日常=ハレ」のときこそ、日常=ケ のつらいことや苦しいことを忘れて精一杯着飾って、大いに唄い踊り食べそして飲んだことでしょう。
この「ハレとケ」という習慣は、しっかり私たちのDNAに刻み込まれているのです。
そしてこの「ハレとケ」という仕組みが、階層の上下を問わず、同じように祝い楽しむという日本人を形成しているのです。